★「着物の丸洗い」ってどういうこと?〈後編〉ー着物クリーニングー
しるくらんどの着物を洗うサービスには、「丸洗い」と「リファイナリー」がありますが
『リファイナリー』がおすすめです!
リファイナリーはしるくらんどの着物を洗う基本メニューで、とてもお得なお手入れセットメニューなんです。はい、いきなり宣伝ですが・・(笑)
これ、ホントにおすすめなんですよ。
「着物をほどかないでお手入れする」ことは洋服では当たり前ですが、洋服より多量の生地を使う着物(表地が約12メートル、裏地があれば2倍!)では、相応の工程が必要になってきます。リファイナリーには最低限その工程がすべて含まれているのです。
【リファイナリー工程】
- ①職人が一点ごとに検品し、適した加工を診断します。
- ②表面に付いているきつい汚れはベンジンで下洗いなどします。
- ③型くずれや色落ちのないよう油性溶剤で丸洗いします。(ドライクリーニング)
- ④衿、袖口、裾の水性の汚れは石けん洗いをします。
- ⑤汗は水性の汚れですので、水の霧を吹き、汗を取り除きます。
- ⑥、⑦はリファイナリーに入っていませんが、お見積りいたします。
- ⑧湿気や薬品の残留のないよう、空調機を使い完全乾燥させます。
- ⑨アイロンは生地に直接当てず、数ミリ浮かし、蒸気をバキュームで引き込みながら美しく生地を整えます。
もちろん、検品のみ、汗抜きのみ、仕上げのみ、なども承りますし、丸洗いだけでも承っています。
けれど、汗、食べこぼしや水性の汚れは丸洗いでは落ちません。
衿や袖口など、目立つところは綺麗にしたいですよね。ちょっと湿った脇汗も汗抜きをしてほしいですよね。(全身汗だくになられて全体が汚れた場合は洗い張りが一番ですが。)
私たちは袖口や衿、裾についた着汚れを一点づつ手作業で石けんで洗っています。
一度、結婚式などで着ただけで、それほど汚れていないなら、アイロン仕上げまでして、たとう紙にピシッと納めておけるリファイナリーが一番のおすすめです。
リファイナリーについてはサービス紹介ページでご案内していますのでご覧ください。
#リファイナリー
#丸洗い